ママにはまだ言ってないのですが・・・
ある朝、携帯に電話がかかってきました。
若い子の声で「どれみピアノスタジオさんですか?・・・」
その声の主は、小学校5年生で塾に行く為、ピアノを卒業した生徒ちゃんでした。
「ママにまだ言ってないのですが・・・学校の合唱コンの伴奏者になりたくて・・・・」
どうやらママには内緒でかけてきたようです。
「またピアノ習いたい・・・」
「それって合唱コンの曲だけを習いたい?は、お断り〜無理だよ〜」
「中学で部活や塾などで忙しい子達も、回数を少なくしてもみんな、何とか続けているんだよ、、、」
「そうですよね・・・・もう一度習いたいってママに言ったんだけど・・・部活もあるし・・・」って。
「教室移転した・・・ってママから聞いたんですが、、、でも前みたいに先生のお家でのレッスンできますか?」
彼女なりに、いろいろ考えて、電話してきた様子。
やはり、音楽が好きで、吹部で頑張っているとのこと。
一度辞めてしまった子が、こんな風にまた戻ってくることが多いですね。
やはり、中学や高校の学校生活で「ピアノが弾ける!」と言うことが、クラスのためになったり、自分自身の活躍
の場になるのです。
だから、「練習しないなら辞めなさい〜!」って言わないでください!とお母様がたに申し上げます。
たとえ練習はあまりしなかったとしても続けているからこそ、音符が読めてリズムの理解ができて、弾き始めることができるので一度辞めてしまうと、伴奏者のオーディションを受けたくてもそれすら受ける勇気はなくなりますよね。
合唱曲、なかなか手強いですからね。習っている子達でも、「むずい!」とふーふー言いながら練習しています。
「ママとちゃんと相談してみてね・・」と電話を切りましたが、久しぶりに聞く電話の声も懐かしさと、そして少し大人になった話し方に、嬉しさを感じました。
どうなるかな・・・楽しみですね。
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