月謝は高い? 勉強し続ける指導者としての対価の価値

2020-12-10

こんにちは、

月謝は他の習い事もあるし、安い方がいい・・・・・・

専門家になるわけでないし・・・うちはその額は無理。

いろいろな声も聞こえてきます。

月謝が安いのにも高いのにもそれなりの理由があると私は思います。

安くしなくてはならない理由が何かしらあるのだと思います。

決してそれは悪いことではなく、人それぞれの事情だったり考え方なのかもしれません。

まだまだ、経験不足、指導力などの他に、設備、家族の事など、周りの環境によるものもあります。

私もまだ経験の浅い若かりし頃、当時のお月謝は6000円だったと思います。

今から35年以上前の時代のお話しです。

その後結婚をして、子供が生まれしばらく3人の子育てをしておりましたが一番下の息子が2歳の時に、同じマンションに住むママ友のお子さんを教えて欲しい!と言われ今の自宅でピアノ教室を始めました。

そして息子が4歳で幼稚園に入ったことをきっかけに自分の指導力を高めるために、自分自身も先生についてレッスンを受けるようになりました。

当時の先生のレッスンを受けて1年が過ぎた頃、ピアノ指導者協会(ピティナ)という指導者のための組織を知りました。

そこでは、コンペという名のコンクールがあり、小さな生徒さんから受けられるようでした。

生徒さんのために、もっと指導力を上げたい! 生徒さんたちにコンクールなども受けさせてあげたい!

その思いでこの指導者協会でも有名な先生のレッスンを受けることになりピティナに指導者会員として入会しました。

レッスン料や入会金など今までの額とは大違いでした。生徒さんからいただいた6000円×数人のお月謝では賄えない金額で私は夫に内証で家計費から捻出しておりました。

そうこうしているうちに、生徒さんたちは少しずつ増えていきました。

そうして指導力を上げるとともに指導者検定という試験を受け始めました。

初級・中級・上級とありそれぞれ、筆記試験や実技試験、レポート、そして自身が弾くだけでなく、その場の生徒さんを10分間指導する指導実技もありました。

これは以前自分が教わってきた通りの事をしていても、とても合格できるものではなくて常に、時代にあった新しい勉強をも取り入れていかなければなりませんでした。

一日のピアノの練習時間は、レッスンのない日は8時間、ある時は午前中に3時間、午後2時間と人生でこれほど、勉強と練習したのは学生時代でもなかったほどでした。

最短で1年半でこの上級まで合格しましたが受験するにもお金がかかりますし、レッスン代も当然かかりました。

そうして努力を重ねる事で、生徒さんたちが変わってきました。

そして数々のさまざまなコンクールを受ける生徒さんが出てきてトロフィーをもらうようになりました。

その後は、ピティナのコンペになり、最初のころはまだまだ、予選も通らなかったのですが、入賞する子も出るようになってきました。

その後は指導者会員から大先生の推薦がなければなれない正会員になり、柏ハッピーステーションの代表になりました。

現在はステップアドバイザーとして、全国のステップのでアドバイスをさせていただけるようになりました。

こうして勉強し続ける事と長年の経験により的確な指導とアドバイスができるようになりましたが、まだまだいろいろな先生の指導法を学び、自分自身のピアノ演奏技術を学ぶため、恩師のレッスンは通っております。

こうした経緯もあり、現在では一律10000円のお月謝をいただいております。(安心してくださいね。講師のお月謝価格は違います。詳しくはこちらから

詳しくはレッスン案内をご覧ください。

お月謝の値上げの話しをした時に、「高いので、もっと安いところを探して行きます」と言われたことがあります。

でもその一方「それでも先生のレッスンを受けたいです!」

「コンクールを受けたいのでご指導お願いします」

という生徒さんや新しく入会された生徒さんがいます。

それぞれ、家庭の事情もおありでしょうし、ニーズに合ったところへ行くのが一番いいと思います。

安ければ安いに越したことがない? どんな先生でも?

たとえ、経験のない若い先生だったとしても、先生になるまでには、小さい頃から、何十年とピアノを習い専門大学に入り勉強をしてきたわけで、その金額たるは、おそらく数百万円では足りず数千万円の単位になっているはずです。

そうして得た物を生徒さんにお分けするのですが、まだ指導経験も浅く、さすがにそれまでにかかった経費を全額、お月謝に反映させられるわけにはいかず・・・が現状の対価なのかもしれません。

しかし、こうした若い先生達もこれから学び続けて欲しいと願っています。

それが、人に指導するということだと私は思います。

学ぶ事は、残念ながらタダではできないので若い先生もそれ相応のお月謝の価格であって欲しいと思っています。

 

 

 

 

 


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