コンクール終了・振り返り

2013-08-12

今さらですが7月でコンクール本選が終了して改めて今日からレッスン休みの今、振り返っております。

コンクールもさまざまありその子に応じセレクトしてして、選曲、申し込みとなりますが、今年初めてコンペに挑戦した子が予選を通るまでには慌ただしくレッスンしていました。

もともと、ピアノは好きなのですが、何しろのんびり屋さん、大手音楽教室から移ってこられて4年、あまり細かいリズム練習なども大嫌い、といった感じでしたが電子ピアノから、ピアノに買い換えてからの伸びは目を見張るほどで、「道具の差」を感じたのも言うまでもありませんでしたが、それだけでなくこの子には感じるものがありました。 当初、コンクールを打診した時のママは「うちの子に、コンクールなんてとんでもないです」とのお返事でしたが、別のコンクール本選がきっかけで、今年はコンペに挑戦することになりました。

しかしコンクールに挑戦となると子供だけでは無理なんです。 ママの練習管理が大事です。 レッスンでのことを残りの毎日それを正しい方法で何度も練習しないとなりません。 「できない、、できない、、、」時に涙しママにあたり、家族にも当たり散らし、、、なんてこともしばしば、、、あったでしょう。 そこを毎日励まし、寄り添い、やる気にさせるのはママの役目。 本人とママと講師と三者が同じ方向を向いてないと、コンクールは戦えないです。 そして、、、忘れては困るのが、パパ! コンクール出るのにもお金がかかりますからママがいくら頑張ってもパパのご理解がないと、やりたくてもできないんですね。
この全ての条件が揃わないと、スタートを切ることすらできないということです。 ですから、コンクールに挑戦出来る子は幸せですよね。

でもいざ、始まってみると、、、 「できない、できない・・・」  最初から出来る子なんて、いないのです。 何度も、「できない、できない・・」の中で、それでもやっているうちに、たった1回、出来て「あ、出来た!」と喜ぶのもつかのま、「またできない!」の繰り返し。 でも、先生とママの励ましもあり、やっているうちにやっとやっと少しずつ手の中に入ってくるように手応えを感じ、一緒に曲を作って行く作業。 これを子供だけでやるとしたら、なんと孤独な作業でしょう。 それが自立してできるようになるまでは講師だけでなくやはりママの存在は大きいですね。

ピアノコンクールはマイ楽器を持っていく事もできませんし、たった1回の演奏で自分の最高の実力を出すのは大変なことでしょう。 失敗してしまうこともあるでしょうし、緊張して手が震えたり、思うように弾けない事の方が多いのかもしれません。 大事な事はその中で、いかに精神を安定させ、その曲を自分の指で表現できるのかはそれまでの過程にあり、たった1回本番で弾いた結果だけにとらわれないことです。
結果はおまけみたいなもので、当たりが出ることもあればハズレがでることもあるのです。 でもそうした経験を踏むことでそれが小さな成功体験に変わり自信をつけて、大きく成長できるものだと信じております。 そして私自身も大変勉強させていただきました。 コンクールそのものの在り方や、捉え方。ピアノ指導の在り方などまでももさまざまな先生方とのコミュニケーションの中で学ばせていただきました。

今年のコンクールの次への切符はありませんでしたが生徒共々。、次へと繋がる実りあるものでした。 ありがとうございました。

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